
実は公務員でWebライターをやっている人多いって聞いたけどホントかな?
公務員でもやっていいの?
- 公務員が執筆業・Webライターで稼いでもOK?
- 公務員が副業でWebライターはバレる?
- Webライターで月3万円稼ぐ方法
- Webライターのメリット・デメリット

結論から言いますと
公務員が副業でWebライターをするのは黒に近い『グレーゾーン』
ですが、『バレづらい』というのは確実に言えます。
公務員に関わらず、あなたの周りにも隠れてやっている人はたくさんいるはず。
「本当に稼げるの?」「公務員でも大丈夫?」「方法教えて?」
今回はこのような疑問を解決するための内容です。
Webライターとしての副業が定着すれば、月3万円の収入は簡単です。
月3万円の収入があれば….
- 趣味にお金が使える
- 毎週、家族と外食ができる
- 老後への貯蓄ができる
「公務員の副業解禁」はまだまだ時間がかかります。
このまま、何もしなければ、公務員に明るい未来はありません。
上司の命令を聞くだけの「都合の良い公務員」にはなってはいけません。
公務員の執筆活動・Webライターは副業として禁止?


まずは気になるのが執筆活動やWebライターが「副業」に該当しないかってことなんですよね。
公務員の副業に関する法律は以下の3つです。
職員は、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下営利企業という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、又は自ら営利企業を営んではならない。
職員が報酬を得て、営利企業以外の事業の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、その他いかなる事業に従事し、若しくは事務を行うにも、内閣総理大臣及びその職員の所轄庁の長の許可を要する。
職員は、任命権者の許可を受けなければ・・・営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員・・・若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。
上記の法律をまとめると以下のとおりです。
では、何が兼業になるかというと…
兼業に該当する基準
以下の要件のいずれも満たす場合には、許可が必要です。
1. 労働の対価としての「報酬を得る」こと
「義務違反防止ハンドブック-服務規律の保持のために-」
2.「定期的又は継続的に従事する」こと
これらの「副業規制」からみると、執筆活動とWebライターはともに『副業』に該当します。ですので、どちらも『許可』が必要になってきます。
執筆活動・出版
執筆活動や出版は事例を見ていただければわかりますが、副業としての『許可』がおります。
実際に現役公務員で作家をされている方が多数いるので紹介します。
現役公務員×作家
2022年第166回芥川賞を受賞したのは、東京都区役所職員として働く31歳男性。受賞作は『ブラックボックス』
芥川賞をとった現役公務員の砂川氏は「時計」と「賞金100万円」をもらっています。

同じ公務員として、作品が気になりますね。
作家活動していた公務員【過去事例】
- 三崎亜紀【福岡市職員】
- 篠田節子【八王子市職員】
- 立松和平【宇都宮市職員】
- 俵万智(教師)
特に三崎亜紀さんは『となり町戦争』で小説すばる新人賞を受賞していて、有名ですね。他にも、公務員として働きながら執筆をして、結果を出された方はたくさんいます。

公務員をやりながら作家を始める方はたくさんいますね。
許可を取ることを忘れないでくださいね。
許可を得ずに出版をしていると以下のように処分されることがあるので注意が必要です。
28歳市職員「病気休職」中に小説4冊を出版…印税など320万円、停職6か月の懲戒処分
神奈川県平塚市は20日、病気休職中に市の許可を得ずに小説を書いて報酬を得ていたとして、市長部局の男性主事(28)を停職6か月の懲戒処分にした。男性主事は同日、依願退職した。
市職員課によると、男性主事は2019年7月から今月にかけ、病気休暇、病気休職をしていたが、その間に二つの出版社から小説計4冊を出版。書籍や電子版の印税などで約320万円の報酬を得ていた。期間中にツイッターに9531回、小説投稿サイトに256話を投稿し、自身の書籍の宣伝などを頻繁に行っていたという。
休職中の職員に職務専念義務はないが、復帰に向けて療養に専念すべきなのに、出版を反復、継続的に行ったことが地方公務員法38条(営利企業従事等の制限)に違反したと判断した。
読売新聞オンライン
Webライター
Webライタ―は営利目的と判断される可能性が高く、グレーゾーンと言えます。また、申請をしても許可が下りる可能性は低いです。

Webライタ―は執筆活動にならないの?

そういう点も含めて、グレーゾーンなんですよね。
Webライターがまだ新しい職業ですからね。
ネット検索して「公務員がWebライターとして副業をしていて、処分を受けた」という記事は1つだけあります。
岐阜県土岐市の30歳代の男性消防署員が、業務中などにインターネット上に記事を寄稿して報酬を得ていたことがわかった。市は21日、副業禁止など地方公務員に違反するとして減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
署員は2016年12月ごろから今年7月まで、テーマごとに記事の執筆を請け負い、報酬を受け取っていた。18年1月ごろからは、個人パソコンで勤務中にも記事を書いていた。署員は「多い時は1カ月に50本の記事を書き、最近1年では約120万円の報酬があった」などと話しているという。
記事は1件あたり約1千字~8千字で、ファッション関係の記事や商品レビューなどを書いていた。消防関連の記事は書いていないという。
引用元:朝日新聞
公務員には以下のような法律があります。
地方公務員法第35条
地方公務員法
(職務に専念する義務)
職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。
このような法律があるので、勤務中に作業をしたりすることは、グレーゾーンではなく、アウトです。
このほかにも、公務員でWebライタ―として稼いでいる方はたくさんいます。月3万円程度の収入を得るには最適の副業です。
次の章からは、公務員の『Webライター』について深堀りしていきます。
公務員の副業Webライターのメリット5選

副業としてWebライターをすることは、5つのメリットがあります。
- 副業としてやっていてもバレづらい
- 初期投資やランニングコストが不要
- 自分の好きな事(趣味)を仕事にできる
- 場所や時間に縛られない
- お金とスキルの両方を得ることができる
副業としてやっていてもバレづらい

副業は合法であっても、周りにバレると嫉妬や妬みの対象になっちゃうからね。
Webライターがバレづらい理由は次の2つです。
- 匿名でできる
- 顔出しなし
Webライターをやっていることを周囲に話したりせずに、確定申告をしなくてもよい20万円以内であれば、バレる危険性なしです。
初期投資やランニングコストが不要
PCと通信回線だけあれば仕事ができます。今の時代であれば、すでに持っている人も多いのではないでしょうか。
ノーリスクでWebライターを開始できます。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトに登録すれば、どのような仕事があるのか見ることができます。
実際にクラウドワークスで「ライティング・記事作成」を調べてみると3,145件が検索されました。これだけあれば、何かは応募できそうですね。(R4.7月現在調べ)

自分の好きな事(趣味)を仕事にできる
あなたに好きなことや趣味はありますか?
例えば、キャンプ、美容、スポーツ…などWebライターにはいろんな分野があるので、自分で選ぶことができます。

私は趣味はキャンプだから、そのテーマなら書けそう。
自分の好きなことが仕事にできるって最高だね。
場所や時間に縛られない
「副業をやろう!」とやる気を出しても、本業を抱えているとなかなか時間の余裕はありません。
WebライターであればPC、スマホがあればどこでもできます。
- 通勤途中
- 仕事の休憩時間
- カフェでコーヒーを飲みながら….

スマホだけあれば草稿だけでも作ることが可能です。
お金とスキルの両方を得ることができる
Webライターは記事の構成力、文章力などビジネススキルとしても重要なものです。このスキルを伸ばすことは本業でも相乗効果をもたらします。
それに加えて、報酬がもらえるのは最高ですね。
公務員の副業Webライター2つの注意点
しかし、副業としてWebライターをするには注意点が2つあります。
- 最初の時給が安い
- 締め切りのプレッシャーがある
最初の時給が安い
始めたばかりは仕事の依頼を受けるのに時間がかかるし、受けたとしても1文字当たりの単価が低い場合があります。
誰でもそうですが、何も実績のない人に高い単価を出しません。1つずつ案件をこなしていき、1文字単価を上げていましょう。

1文字=1.0円以上にはしたいですね。
締め切りのプレッシャーがある
Webライターの仕事は作家と同じように締め切りがあります。本業が忙しくても、体調が悪くても待ってはくれません。
計画的に仕事を受けれるように管理も大切になってきます。
公務員がWebライターで月3万円稼ぐ方法
ここからは公務員がWebライターとして稼ぐ手順を解説していきます。
クラウドソーシングサイトに登録
「仕事の発注者」と「受注者(あなた)」をつなぐプラットフォームです。いくつもありますが、この3つを押さえておけば十分です。

登録名は本名ではなくペンネームでやってください。
案件に応募する
稼ぐライターは文字単価3円、5円、10円などで仕事をしていますが、こちらのサイトでは0.5円~1円くらいの案件が多いです。
全くの初心者であれば、1文字=0.5円で良いですが、慣れてきたら1文字=1円以上の案件に応募するようにしてください。
最終的にはブログ×Webライターがおすすめ
Webライターの仕事を取りやすくするには、ブログを作ることが近道です。
ブログを運営することによってこんなメリットがあります。
- ブログ運営者であるという信頼感
- ライティングが上手くなる
- ワードプレスへの入稿ができることで、1文字単価が高くなる
月3万円を稼ぐのであればWebライターで十分ですが、ブログを開設することで、働かなくても収益がでるようになります。
公務員がWebライターをやるときの副業バレを避ける方法

公務員は法律で副業が制限されているので、バレてしまうと懲戒処分を受ける可能性があります。
ですので、絶対にバレないようにする必要があります。
公務員の法律を遵守する
また、公務員には以下の3つを守る必要があります。
職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。
職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。(略)
職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。
特にこの中で、注意が必要なのは3つ目の「職務に専念する義務」です。
勤務中に原稿を書いたり、職場のPCを使って作業をするなどは絶対にやめてください。
バレないようにすること
3つ目の「家族名義」で行えば、バレたとしても言い逃れることはできます。でも、余計な疑いをかけられないように、やってることは誰にも話しはいけません。
- 匿名、顔出しなし
- 住民税の納付を注意する
- 家族名義でする
詳くはコチラのブログを参考にしてください。
まとめ

冒頭にも言いましたが、公務員がWebライターをして稼ぐことは「許可」が下りない可能性が高いです。しかしながら、実際に多くの公務員がWebライターとして稼いでいるのは事実です。
Webライターとしてのメリットの復習です。
- 副業としてやっていてもバレづらい
- 初期投資やランニングコストが不要
- 自分の好きな事(趣味)を仕事にできる
- 場所や時間に縛られない
- お金とスキルの両方を得ることができる
公務員の方が「国民全体の奉仕者」として「市民のため・・・県民のため・・・と働くことは非常に素晴らしいことです。
しかし、『令和の副業時代』
一般企業だけが副業解禁になって、公務員はこのまま現状維持…

公務員の副業についても改めて見直す必要がありますね。
グレーな記述もあるため、最終的な判断は自己責任の上でお願いします。